探究学習、始まります
鹿追の教育は、世界標準を目指します。
この環境だからこそ、
できることがあります。

探求ではなく「探究
探して、究めます

探求ではなく「探究
探して、究めます

文部科学省の指導要領で、これまでの教科型学習に加え「探究型学習」が小学校から高校までで力を入れるべき授業として加えられました。

正解を暗記する勉強法ではなく、自ら問いを立てて、課題を解決するために情報を収集し、みんなで意見を出し合い、解決へと導く能力を育んでいく学習、と定められています。

社会の変化のスピードがとても速くなっています。問題を解決するためのマニュアルはありません。自分の力で、課題を解決していく力が求められています。

※動画のフルバージョンを視聴できます。

究教育が世界で活躍する人材を​生みまし

探究教育のルーツは「総合的な学習の時間」が2000年に文科省の主導で、小学校から高校までのすべての学校に取り入れられました。いわゆる「ゆとり教育」の名で知られる改革でしたが、当時は「学力が下がる」というバッシングもありましたが、知識詰め込み型の教育から考える力を養う教育への転換、という意味ではとても大きな変革でした。

学力が下がるどころか、国際学力調査である PISA 調査(OECD 生徒の学習到達度調査)の結果を見れば、「ゆとり教育」で育った世代の考える力は、それ以前の世代を上回っているというデータもあります。

メジャーリーグで活躍する大谷翔平選手は「ゆとり世代」の申し子です。探究することが、型破りの人材を産んだのです。

学びは​
「覚える」から
「考える」へ

「ゆとり教育」が失敗ならば、なぜ文科省は「ゆとり教育」にその源がある「探究型」の教育を今日さらに推し進めようとしているのでしょうか。

「ゆとり教育」とは、生徒に楽をさせる教育ではありませんでした。

自ら考える力を養う」という、本来教育が担わなくてはならないことをやる、という当たり前のことが旧来型の詰め込み型教育ではできなくなっており、国際的にも時代遅れであることを国が強く自覚しているからに外なりません。

AIのできないことを
やろう

世はAI(人口知能)の時代です。
AIが生成する情報がこれからますます世の中に氾濫することでしょう。

AIを敵視するのではなく、人がやらなくても済むところはどんどんAIに任せ、人間でなくてはできないこと、創造性豊かな能力を伸ばすための教育がさらに重要になっていくことでしょう。

明治以来の教育改革
​入試も探究を重視の「総合型選抜」へ

日本の大学入試も大きく変わろうとしています。
受験勉強をして、一発勝負の入学試験を突破する、実はこのような入試のシステムは世界では少数派です。

では、どのような入試が「世界標準」なのでしょうか?
まず、本当に自分が大学に行きたいのかどうかを見極めます。大学進学だけが「幸せへの道」ではないからです。

大学に行った方が自分の目標の実現によいとなれば、自分がやりたいこと、学びたいことをよく考え、どんな大学のどんな学部、どんな先生のところに行けばよいかのリサーチを開始します。志望する学校のことをよく調べ、出願の時期になったら出願書類とともに、志望理由のエッセイを提出します。「一発試験」のようなものはまずありません。

大学は、志願者の「本気度」をじっくりと吟味し、選抜します。特に大事なのは以下です。

  • 高校時代の成績(いわゆる「評定平均」のことで、GPAとも言います)
  • 志望エッセー

この二つが選抜の大きな柱です。

高校時代の成績はとても重要です。ぜひ日々の勉強を忘れずに気を抜かないでください。
あとは志望エッセー。「何をやってきて、これから何をやりたいか」が問われます。
自分の言葉で自分を語れる力を身につけてください。

すぐに結果が​
出ないのが教育

薬には速効性があるものと、じっくり効く「遅効性」のものがあります。
教育は究極の「遅効性」です。本当の結果が出るまでには20年くらいかかることもあります。

いい大人になってから、「ああ、そういえばあの先生が言っていたのはこのことか!」とハタと膝を打つこともあるでしょう。鹿追で学んだことが、長い目で人生の豊かさ、幸せにつながるような教育を目指します。

鹿追は​国際バカロレアを目指します

2050年の世界で​活躍できる人材に

「国際バカロレア(International Baccalaureate)は、国際バカロレア機構(本部ジュネーブ)が提供する国際的な教育プログラムです。1968年、総合的な教育プログラムとして、複雑化する世界の中で国際的に通用する大学入学資格(国際バカロレア資格)を与え、大学進学へのルートを確保することを目的として設置されました。認定校に対する共通カリキュラムの作成や、世界共通の国際バカロレア試験、国際バカロレア資格の授与等を実施しています。

大学入学資格だけではなく、中学校、小学校向けのプログラムもあり、鹿追町では町立中学校をMiddle Year Program(中学校プログラム)の認定校とすべく準備を進めています。

「探究型教育の世界標準」とも言えるカリキュラムで、生きる力を養います。