学校だより「礎　いしずえ」　第３号

　スパイラルということばを聞いたことがありますか。遊戯王で遊んだことがある方なら Spyral（Spy と Spiral を合わせた造語）、ウルトラセブンの好きな方であれば、ウルトラ スパイラル ビーム（両手を合わせたグルグルらせん型の光線）等で、聞いたことがあると思います。スパイラルとは、簡単に言うと、「らせん」「グルグル回る」、「連鎖して続く」という意味です。
　そこで、今回は、スパイラルを意識した夏休みの生活について皆さんと共に考えていきたいと思います。

１．負のスパイラルにおちいってしまう思考・行動・生活パターン
・夏休み、チャイムが鳴らないから起きられない、規則正しい生活ができない。
・「起きなさい、早くしなさい」と言われると、やる気が出ない。
・家にいると妹や弟がうるさくて、勉強に手がつかない。
・日中、誰もいないのでゲームのやりほうだい。ゲームで時間を使い過ぎて他の事ができない。
・部活が普段より長いので、疲れて勉強に手がつかない。
・急に暑くなったので、だれてしまい、何もやりたくない。
・曇りや雨でじめじめ悪天候続きで、やる気がでない。
・コロナ第７波なので、勉強どころではない。
・ウクライナとロシアの戦争が続いていて、勉強どころではない。
・勉強がわからない、面倒くさいので、そのままやらずに２学期をむかえる。
・宿題できていないので、先生におこられるから学校に行きたくない。
等々、できないことにあれこれと理由をつけたり、他の人や周りの環境のせいにしたりするとどのような生活を送ることになりそうですか。考えてみましょう。

２．正のスパイラルに近づく思考・行動・生活パターンへのヒント
・自分の成長は、自らの「よし、やるぞ」の一歩から。
・時間に振り回されるのではなく、時間を上手に使う。（睡眠、勉強、
ゲーム、手伝い、運動の時間等をバランス良く！）
・集中できる環境（場所・時間帯等）に身を置く。
・家庭で頼りになる、頼もしい存在になる。
　

　等々、自らを高め、成長するヒントは、たくさんあります。担任の先生方等からも、夏休みに向けて様々なアドバイスをいただいたと思います。ぜひ１つでもかまいません。正のスパイラルに近づく思考・行動をしっかりと持ち、夏休みを有意義に過ごしてほしいと思います。