『食』を通じて上幌内のよさとつながる!成長する!をテーマに取り組んできた農園活動。今年度で閉校することもあり、地域とのつながりを意識して学習を進めてきました。春にしっかりと計画を立て、苗植え・種まき。夏中、お世話をして、秋に収穫。そして、その集大成ともいえる収穫祭が27日に行われました。
収穫祭は、①自分自身の成長を感じる、②地域・お世話になった方々や自然の恵みへの感謝の気持ちを表す、③地域とのつながりを再確認する、④地域・保護者の方々と楽しく会食することがねらいです。そんな気持ちを形にすべく、メニューは”肉じゃが”に決定。自分たちで栽培し、収穫した野菜を使って、大好きな家族のため、お世話になった方々のため心を込めて調理していきます。皮をむく数にくじけそうになったり、玉葱を切ることに涙したり、思わず「あぶない」の声が出た包丁さばきだったり、最後まで一筋縄ではいきませんでしたが、協力したかいもありも見事、愛情がたっぷりスパイスされた肉じゃがが完成しました。いよいよ実食。「おいしいね」の声があちこちから聞こえました。その声に子どもたちの笑みがこぼれます。
また、この日は閉校記念協賛会事業部の方々より”豚汁”と”餃子の皮ピザ”、キッチンカー販売のベルベジィさんより”いちごみるく&スムージー”と”シフォンケーキ”、伊藤和広氏より”自家製ぶどう”、本校の卒業生である伊藤志津佳氏・駿氏ご夫妻より”ごはん(お米:ふさおとめ)”を提供いただき、会場で振舞われました。まさにチーム上幌内小の収穫祭。体育館中が幸せオーラ、満腹オーラ一杯の素敵な時間となりました。
今回の農園活動を通じて、貴重な体験を多く積むことができました。栽培・収穫もそうですが、自分たちでゴールを作り、そこにたどり着くまでのプロセスを自分たち主導で進めたことです。大変な作業や玉葱のはずが…な事件もありましたが、その時々で考え、友だちと協力し、地域の方々に支えていただきながら乗り越えてきました。この学習は子どもたちにとっても実り多きものとなったことと思います。
最後に、畑起こしに始まり、肥料・種芋・苗の提供、生育について電話での相談とアドバイスなど、農園活動にご協力いただいた、JA鹿追様、西上経営組合の皆様、地域の皆様、卒業生の皆様、本校PTAの皆様のご協力に心より感謝申し上げます。