


昨年12月4日に「認知症の世界」の第一人者の筧 裕介さんをお迎えし、認知症のひとの「ものの見え方」や「考え方」を中心に学習しました。今回、町の看護師「かしわのもり」の松山なつむさんをお迎えして、「認知症のひとに出会ったら何ができるか?」を子どもたちと一緒に考えました。初めに、前回学習したことを振り返りました。人の顔がわからなくなる「顔なし族の村」の話や、距離や方角がわからなくなる「二次元銀座商店街」の話など、子どもたちは筧さんの話をよく覚えていました。

次に自己紹介をしました。最初のグループは「名前、学年、好きな食べ物」、後半のグループは「名前、学年、今朝の朝ごはん」を話しました。認知症のひとは、「生年月日」や「好きな食べ物」は思い出して話せますが、「朝ごはん」は思い出せないことが多いようです。毎日、朝ごはんを聞かれることはありませんし、困ることがあったとしても限られます。ですから、認知症のひとは何もできないということではなく、できることはたくさんあることを知ってほしいと話されました。

漫画「サザエさん」を一度は観たことがあると思いますが、「サザエさん」家族の年齢構成を聞いたらびっくりしました。祖父の波平さんは54歳、祖母のふねさんは52歳でした。「サザエさん」が登場した時代背景が人生50年という設計だったそうです。だから、現在の50代はかなり若く見えます(笑)また、その当時は現代の生活習慣病や認知症といった症状はあまり見られなかったそうです。

子どもたちに「認知症のひとが来たらどう接していきますか?」と隣同士相談した上で聞いてみると、「そのひとがやってみたいことを聞いてみる」、「そのひとの好きなこと聞いてみて一緒にやってみませんかと声をかける」「お絵描きしませんかと聞いてみる」と答えていました。接するときは「少しずつ、回数たくさん」を意識して、目線にも気をつけて話すといいですよとアドバイスもいただきました。

子どもたちに、今日の学習を漢字一字で振り返ってみると、「一」(はじまりの「一」という意味だそうです)、「笑」(笑顔で接したい)、「明」(明るく接する)、「多」(多様性の「多」だそうです)、「話」(いろいろ話すことが大事)、「喜」(喜怒哀楽が出せるといいな)という意味で答えていました。
最後に、認知症のひとと接するときに気をつけたいことを聞いてみると、「やさしく」「明るく」「目線も大事に」「距離感を大切に」を意識して接したいと話していました。
貴重な学ぶ機会をいただいた、「かしわのもり」の松山さん、ありがとうございました。