月曜日に6年生は鹿小に行ってきました。広島平和文化センターの被爆体験伝承者である岡田令恵子さんのよる、原爆被爆伝承者講演を聞いてきました。講演では、実際に被爆された笠岡さんの体験を、子どもたちにもわかりやすくお話しいただきました。


話の内容として、①戦争中のくらし、②原爆とは‥、③笠岡さんの被爆体験、④笠岡さんからのお願いという4つの話をされました。戦争中のくらしでは、軍の命令は絶対で、「欲しがりません、勝つまでは」のスローガンのもと、戦争のために我慢を強いられていた話を聞きました。原爆については、原爆の大きさ、原爆の威力の凄まじさ(太陽の表面温度と同じくらいの熱量が地上に)、亡くなった人の人数などを教えてもらいました。笠岡さんの被爆体験について、被爆後のお父さんの様子や、終戦後、被爆者の体と心に傷を受けながらも懸命に生きた様子をお聞きしました。

最後に、笠岡さんからのお願いを聞きました。まずは、「よく知ること」。日本は唯一の原爆被爆国であるけれども、アジア、太平洋地域の国々を侵略した国であることも忘れないでほしい。だから、歴史をよく知ってくださいと。次に、赤十字の協力で1万人もの命が助かった話をとおして、「自分は平和のために何ができるのか、よく考えて行動してください。そして、憎しみからは憎しみしか生まれないから、人間の心・気持ちを大切にしてください」と言われました。最後に、「平和への道は、相手を思う愛の心をもつことが大切」と言われ、「人と人とのつながりに‥これからの平和を創っていってほしい」と言われました。
とても深いお話でした。戦後80年、原爆体験を聞く機会も少なくなる中、このお話をしっかり心に刻んでいかなくては‥と感じた1日でした。