学校だより「礎 いしずえ」第1号

新たな気持ちで、新たなスタートを!校長玉川弘幸(「式辞」より抜粋)

 この瓜幕の学び舎にも温かな陽射しが注ぎ込み、新たな躍動を予感するワクワクする春が訪れました。

 新入生の16名の皆さん、入学おめでとうございます。校長先生も、先生方も、瓜中在校生の先輩方も、みなさんの入学を楽しみにしていました。新たな気持ちで、皆さんが力を合わせ、瓜幕中学校の歴史と伝統を積み上げていきましょう。瓜幕中学校は、皆さんが小学校で学んで、身に付けたことを生かし、さらにたくましく成長できるような授業や活動がたくさんあります。また、全国各地から集った自然体験留学生と瓜幕地区の子供たちが切磋琢磨して学んでいる楽しい学校です。

 ここで新入生の皆さん、全校生徒の皆さん、瓜幕中学校から旅立つまで、卒業するまで、次の3つのことを身に付けてほしいと思います。

1つ目「伝わるようにあいさつ、返事をしましょう」

 あいさつ、返事は、人と人を結ぶ心の架け橋です。あいさつ、返事がきちんとできれば、自分のこと、友達のことももっとわかるようになり、お互いを認め合ったり、相手の笑顔を自分の喜びとすることができるようになります。まずは登校時の、「今日1日がんばるぞ」という気持ちをこめた「おはようございます」。授業開始の「おねがいします」の気持ちをこめた挨拶。授業終了時の「ありがとうございました」の気持ちをこめた挨拶ができるように頑張りましょう。挨拶と返事で、「社会性」「人間力」を身に付けましょう。

2つ目「自分事」として「当事者意識」をもって学校生活を送りましょう。

 普段の学習や部活動、運動会、文化祭、生徒会活動、進路等で「自分事」として、「当事者意識」をしっかりともち、達成するために今何をすべきなのか。どうやったらうまくいくか。どうしてうまくいかないのか。相手の立場や気持ちを大切に考えているか。等をじっくり考え、工夫して取り組んでみましょう。ここから「創造性」が身につきます。

3つ目「夢中になって取り組みましょう」

 本物に触れて、体験し、感動し、興味や好奇心をもって夢中になって取り組み、失敗を恐れず、思い切ってやってみましょう。ここから「実践力」が身に付きます。

 これら3つの社会性と創造性、実践力を身に付けた皆さんは、笑顔や楽しさに満ち溢れ、夢をもって平和な未来や社会、地域を創ることのできる人間に成長できると信じています。

 保護者の皆様、お子様のご入学、おめでとうございます。瓜幕中学校は、保護者、地域の方々の絶大なるご理解、ご支援、ご協力のもと教職員がチ―ムとして一体となってよりよい教育活動に全力を尽くします。子どもたちの成長する姿を、皆さんとともに笑顔で喜び、分かち合いたいと思います。